偉大なる看護師さん

ヘルニア

明日は待ちに待ったヘルニア手術

全身麻酔の点滴ルートの確保作業に、看護師さん達が私の極細の血管と戦い続けていた。
※点滴ルートとは、体外から血管内へのアクセスのことで、一般には点滴の管の事を指します。

まず最初は若くて可愛らしい看護師さん。

そして次はほんわか優しい雰囲気のメガネの看護師さん。

二人ともそれはそれは一生懸命、全身麻酔に使えそうな血管探しをしてくださったのだが、残念ながら確保には至らなかった。

その状況を心配してか、気が付くと3~4人の看護師さんが私のベッドの周りに集まっていた。

同室の入院女性も、仕切りのカーテンからしばしば心配そうな顔を覗かせていた。


そこへ遂に3人目の看護師さんが登場!

彼女は病院内で注射が上手で有名らしく、他の看護師さんに呼ばれて駆けつけてくれたようだった!
°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖° ワォ

おまかせください!

さぁ!私に腕を見せて!

緊迫したムードを打ち消すように、彼女は自分の子供の話などを面白おかしく私に話しながら血管を探し始めてくれた。
。゚(゚^ω^゚)゚。母ちゃん期待200%❣❣

すでにこの作業が始まってから、トータル1時間は経っていたと思う。

その頃には腕の痛さよりも不安な気持ちがどんどん膨らんで、私は胸の辺りが苦しくなっていた。

途中で看護師さんに質問したところによると

一度打って失敗した血管は使えないのだそう。


・・・という事は、さすがに

数に限りがある・・・という事だよね?!

え~っと私の腕の血管って
いったい何本あるのかな??

やっぱ毛細血管は
数に含まれないよね??

期待の1回目

・・・残念ながら失敗💦
。°(°´ω`°)°。~ン💦

明日が手術と決まっているのに、もしもこのまま何度やっても失敗に終わったら一体私はどうなっちゃうんだろう・・・???

もしかしてもしかしたら・・・

手術が延期になっちゃったり
するのかな?!💦

さぁ!
今度こその2回目!!!



・・・まさかの失敗💦💦

嘘でしょ?!
誰か嘘って言って!!!

※注 リアル母ちゃんです

気が付けば私の周りには更に複数の看護師さんが集まってきていて、皆かたずをのんでその状況を見守っていた。

後になって考えてみると、そんな中で私の極細血管と戦う看護師さんのプレッシャーは半端なかったと思う。

胸が苦しいのは私だけじゃない。
きっと看護師さんはもっともっと苦しかったに違いない。

使える血管は残り僅か。
みんなの期待が重くのしかかっている中で、懸命に血管を探す。

そして3回目!!!



「やった~~~!!」

看護師さんが叫んだとたん、周りの看護師さん達から大きな拍手と喝采が沸き上がった!!

遂に私の血管ルートは確保されたのである!!!


「うれし~~~!!!ありがとうございます!!!」

私も思わず、となりの病室まで響く程の大声で叫んでしまった!

やった~!!!
うれすぃ~~
わーい!わーい!

いぇ~い
これで明日は手術だ~~♪♪



そして興奮の後には、ゆっくりと穏やかな幸せが胸いっぱいに押し寄せてきた。

それはまるで嵐が止んだ後の、キラキラした森のようだった。

看護師のみなさん、本当にありがとうございました。
改めて感謝申し上げます。


あの時の感動は、今思い出しても胸がじ~んと熱くなる。


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